スタッフ紹介

深川宝琉
福岡占いの館・占いスクール「宝琉館(ほうりゅうかん)」館長
深川宝琉(ふかがわ・ほうりゅう)
館長

 

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深川宝琉(ふかがわ・ほうりゅう)

福岡の占いの館「宝琉館」館長

スターフォーチュン代表鑑定士

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波大学第一学群人文学類哲学科卒。専攻は深層心理学のカール・グスタフ・ユング。日本のユング研究の大家で同郷(福岡出身)だった湯浅泰雄教授に師事。東西両洋の哲学、運命や人生に深い関心をもち、高校・大学時代は学園祭でも占い鑑定を行い、分かりやすさで大好評。占いの世界に妙味を持つ。占いの本場中国・台湾を訪れることもしばしば。これまで全国の有名デパートなどで10万人以上の鑑定を行い、感謝の声を受け取ることも多い。


心ついた時から「自分は一体、何者なのか?」「人はどこから来てどこにいくのか?」「人生の目的は何か?」などについて、私はあれこれ考えてきました。そして、いろんな哲学書や人生指南書などに尋ね求めましたが、明確な回答はなかなか得られませんでした。小学生のころ、お小遣い2年分を貯めて天体望遠鏡を購入し、土星の環を見て感動し、天体観測に夢中になりました。小学6年でアマチュア無線の免許を取得し、国内各地や海外と無線で会話できる実体験に時空を超えて交流する喜び を感じる少年でもありました。

 

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学生当時、宇宙や地球、人間の生き方との関わりについて興味を持ったことが占いの世界に入るきっかけです。古代中国では不動の天の北極こそ、世界を治める神の宝座と考え、古代中国の占星術では北極を中心とした天空図を基本に運勢を見ます。西洋占星術が地上に存在する自分自身を世界の中心として鑑定するのとはまったく対照的な考え方です。


かし、東西両洋の占星術で共通するのは、天空(マクロコスモス)に輝く星の配置や動きが個人の魂(ミクロコスモス)と対応し、その個人や集団、国家の運命に重大な影響を及ぼすという考え方では共通しています。ユングの共時性(シンクロニシティ)も同様の考え方で、「偶然は単なる偶然ではない」との観を深くしました。そんな中で、四柱推命や手相、易、姓名判断をはじめとする運命学の世界に出会い、非常に強い関心を持ったのです。

 

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うして人によって運の良い人と悪い人がいるのか? なぜ家庭が不遇な人とそうでない人がいるのか? 能力があってもなくても、発揮できる人とできない人、とんとん拍子で出世できる人、その違いは一体何なのか? 高校生の頃、学園祭で「占いの館」を開催したところ、大好評でした。以来、これまで多くの人を鑑定してきましたが、不遇でもちょっとしたことで変われる人もいますし、本人の気持ちとか見方で変わってくる場合もあります。運勢鑑定の効果は、暗示の側面もあると思いますが、何よりも、運勢鑑定の結果、いろいろと気付かされたことによって、運勢が変わっていく(改運→開運)、好転していくことも多いものです。


事上、よく四柱推命や紫微斗推命など占いの本場・中国や台湾に赴くことがあります。そういった日本にない本場中国の占いのノウハウを交えて、皆様のお悩みや迷いなどの鑑定ご依頼にお答えしてまいります。

 

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れまで運命鑑定に携わってきて、気づかされることは、人には運命の法則があるということです。人は父親、母親の愛情を受けて受胎し、十月十日、お母さんの母体で育ち、おギャーと生まれて成長し、ある人は配偶者を持って結婚し、ある人は独身のまま生き、最後は死んであの世、霊界に行きます。テレビ番組「オーラの泉」に出演している美輪明宏さんが、20年ほど前、仏教の日蓮宗関係のお坊さんの集まりで、こんなことを言っていました。「この世に誕生した人生の目的は死後、あの世の故郷に錦(にしき)を飾ることである」「そのために地上で何をするかということが大切」。これはお坊さんに向けての講話ですが、霊界があるという前提でどう人生を過ごすかと考えれば、それはそれで一つの考え方ではないかと思います。


だ、おギャーと生まれて死ぬまで、人の運命というものは変化していくことは間違いありません。まるで大きな山の頂上から川が流れて上り坂、下り坂、まさかという坂、曲がりくねった道を通り、大きな海に入っていくように、大きく変化していきます。美空ひばりさんが歌った「川の流れのように」をイメージされたらよいのではないでしょうか。それほど人の運命は変化していきます。では、人の運命とは何かを見ていくと、三つの要素から成り立っていると思います。

 

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一は、先祖からいただいてきた先天の徳のある、なし。植物で例えれば、植物の種が土に植えられる、その土壌の部分です。とても栄養豊かな土壌もあるでしょう。栄養分に偏りのある土壌もあるし、とてもやせた土壌もあります。やせた土壌に生まれ落ちたとしても落ち込む必要はありません。まず、この世に生まれたことがその人にとっては奇跡的なことですし、後天的にその土壌の部分を変えていくことは可能と考えるからです。 第二はその人がもっている運命、運勢の癖。父方、母方から注がれた生まれ持った個性、天賦の才能、能力とでも表現すべきものです。 第三は、その人の努力。努力を100%したつもりでも、結果が40%の人もいる、100%努力しても結果が60%の人、80%の人もいます。100%努力して結果が100%、120%、140%の人もいます。では、どうしてこれだけ、努力が同じでも結果が違ってくるのでしょうか。先天の徳、天賦の才能、運命の癖をよく理解していないから努力が十分に生かされず、結果が出ないためです。


運するには、先天の徳、天賦の才能と運勢の癖をよく知り、努力に生かすことです。まさにこの点をアドバイスするのが「開運ドクター」ともいえる占い鑑定士の仕事です。中国では孟子の考え方として、「天、地、人」の運命学があります。運命には「天の時(天運のある時かどうか=時が満たされているかどうか)」、「地の利(現実的に現状が条件を整えているかどうか)」、「人の和(人との関わり合いがうまくいっているかどうか)」の三才が重要であり、この三つがうまくバランスが取れた時、人は幸運をつかみ成功するということです。

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天地人の開運極意


子は「無用の用」ということを言っています。役に立ちそうにない物事が、実は有益であるという教えです。見かけは、到底、実益にかないそうにない、役に立ちそうに見えないことが、実はよく学んでみると大変有益であるという考え方です。これは東西両洋の運命学自体を指す内容ではないでしょうか。これまで哲学や占いは「実学」ではなく、まるで「虚学」のように蔑まれることもありました。運命学についても正当な学問体系としては認められないようなきらいもありましたが、私は「無用の 用」と見れば良いのではないかと思っています。


般的に中国の運命学では、運気の流れを60干支(かんし)の循環でとらえます。干支とは十干(じっかん)である甲乙丙丁戊己庚辛壬癸、十二支(じゅうにし)である子丑寅卯辰巳午羊申酉戌亥です。暦も60干支によるものです。季節や時を正確に知り得るのも暦のおかげです。 四柱推命や紫微斗数推命、算命学では、これらの60通り(10×12÷2=60)の組み合わせにより、年の運勢(年勢=年運)を鑑定していきます。九星気学は9サイクル、西洋占星術も12ハウスによる各星の運行サイクルで見ていきます。人間も春夏秋冬の四季の移り変わりと同様に固有の運勢サイクルが人それぞれに存在しています。


事に対しても、一生懸命に努力を重ねる姿勢は大切で素晴らしいことですが、その人固有の運勢サイクルに逆らって行動するよりも、運勢サイクルにピッタリ順応して行動する生き方こそ、「天」と「地」の間にうごめく運勢の波を縦横無尽に自在に操る「天地自由人」であり、無理が少なく自然(無為自然)ともいえます。人はそれぞれ個人によってオンリーワンの違った才能や運勢サイクルがあり、他人と自分の運気の吉凶比較は無理であり、比較されても意味がありません。たとえば、生年月日がほぼ同じ双子、三つ子、四つ子でも、手相を見れば、違いますし、生年月日時だけでは見えない運勢サイクルが手相の流年法を通して立体的に見えてきます。


ってくる運勢が吉運の時には積極的に一層の努力を重ねるよう心がけ、より多くの実りを収穫できるように配慮しましょう。巡ってくる運勢が凶運の時は、何事に対しても控え目で慎重に行動することを心がけることで充分に対応が可能です。「大難を小難に変える」とは、凶運時の注意点を謙虚に取り入れた者が常勝できる隠れたポイントでもあります。また、再び吉運の巡って来る時まで「自分磨き」を地道にコツコツ重ねながら気力と体力を充実・温存させておくことが大切です。 運勢の波に乗るためには、それぞれの運勢サイクルを充分に認識し、どう対処するか、未来の生き方や目的に対してどのように生かして展開するのか、が最も重要な課題です。東洋運勢学の根本ともいえる易では人生を64のシチュエーション(64卦)に分類し、細かくは384に分け、その時その時の対処法について懇切丁寧に示されています。自分の置かれた運勢の吉凶に一喜一憂することなく、吉祥運の時も、逆にたとえ大凶運に直面していた時も、その時にどう対処するか、熟知して行動していくことこそ、その人の真価が問われる「改運→開運」の要です。


して、自分の長所を貴んで伸ばし、短所が出ないように改善・努力することが本来の才能を開花させる近道であり、王道です。自分にとって「天」から与えられた本来の才能(天賦の才能)は何であり、「地」の事情の中で流されやすい悪習(生活習慣の中で出てくる悪癖や短所)は何であるかを知ることこそ、適職、結婚、人間関係作りに欠かすことの出来ない処世術でもあります。 人は人との出会いを通して運命を大きく変えていきます。東洋の運命学では「天」「地」「人」の重要性を説きます。すなわちツキのある時を知るという「天の時」、現実をふまえて自分の実力や才能、長短所を知るという「地の利」、より良い人間関係を作り上げる「人の和」の3つのバランス(「三才」)が重要だということです。


「天・地・人」という言葉は『孟子』の「天の時は地の利に如かず、地の利は人の和に如かず」や『易経』の解説書「説卦伝」に出てくる言葉です。「天の時と地の利を得て戦えば、常に勝利する」(孫子)もそうです。戦争の時、天候やタイミングが大切でも地形の良し悪しに勝ることはなく、地形が良くても兵士の心が一致団結していなければ勝てない(人の和が一番大切)という意味です。戦時、どのように軍を動かして敵に勝てるかという指揮官が兵に説く訓示としてチームワーク型勝利の法則を説いているのですが、集団だけでなく、人生の指揮官である個人にも通じる内容です。「天地人の運勢鑑定」ではこれらの総合的観点からお客様一人ひとりの運勢を丁寧に鑑定し、開運につながるようにアドバイスし続けてまいります。